今やiPS細胞を開発し、ノーベル賞をもらった山中伸弥教授より有名になってしまった
iPS捏造疑惑の森口尚史氏。
嘘で固められたその言動により、務めていた東大も解雇処分となってしまいました。
彼の、嘘や捏造を読売新聞はなぜ見抜けなかったのだろうでしょうか・・・。
医療に明るい専門家によれば、森口氏の「iPSからつくった心筋細胞を重症の心臓病患者に移植したと主張」ことは、
すぐに疑問視されたことだったそうです。
それらの疑問点をスルーして(おそらく読売新聞の記者の知識不足)、森口氏のiPS移植の報道が先行してしまったのでしょうね。
医療の専門家によれば、森口氏のiPS細胞の移植の疑問点は特に二つあるそうです。
まず一つ目が、「iPS細胞を山中教授と違う方法でつくったと書かれていたこと。
山中教授のは前駆細胞に4つぐらいの遺伝子を導入する方法なのに、
森口氏はたんぱく質を入れて生成したという。それも前代未聞で、事実なら大変なこと。」だそう。
そして二つ目の疑問点は、「森口氏は医師ではなく、看護師の資格しか持っていなかった。
最先端の臨床研究に看護師の資格で立ち会うなんて、医療の現場を知る人ならありえないとわかった。」ということ。
森口氏は医学博士ということで通っていたが、医学博士=医師ではないのです。
それを読売新聞の記者は医学博士=医師とカン違いしてしまったのでしょう。
専門家ならすぐに見抜けるであろう疑問点がわからないまま、読売新聞の記者はスクープ報道を急いでしまったのでしょう。
報道の信頼性も損ねてしまう結果となりましたね。
ちなみに、森口氏が務めていた東大付属病院からは、
森口氏を採用するための人件費として、
国から967万円、つまり一千万近くが支払われていたそうです。
つまり、森口氏は一千万円の報酬を受け取っていたわけです。
今になってみれば、
このような人物を採用した東大付属病院もずいぶんいい加減だったな、という印象をもちます・・・。
森口氏の解雇処分もとってつけたような感じですし・・・。
国もお金が潤沢なわけではないのですから、私達の税金をもっと大切なものに使っていただきたいです。
↓【ニュース動画・iPS細胞移植虚偽発表 国から森口尚史氏に1,000万円近い報酬】