今、自称・ハーバード大学客員講師の森口尚史氏が
大きな話題となっています。
ノーベル賞の山中教授よりも注目されてしまっている感じですね。
事の発端は、10月11日の読売新聞夕刊のスクープ記事でした。
森口尚史氏は【iPS細胞から心筋の細胞を作り、重症の心不全患者6人に移植した】という記事が出ました。
これが嘘なのか、本当なのかというところで疑問視される声があがりました。
ハーバード大学から手術の同意を得たとか
マサチューセッツ総合病院で手術したとか
これまでの主張が大学側から全否定されています。
13日に森口尚史氏が、行った会見によると、
『これまで6人に、移植手術を行ったと言いましたが、(嘘でした。)
5人はやっていません。実際に行ったのは一人だけです。』
その一人に関しても、報道陣から「どこでどんな人に移植を行ったのか?」問い詰められても、
「答えたくないです。」の一点張り。
ちなみに、森口尚史氏の経歴についてですが、
東大出身の経歴を持っていると勘違いされている方が多いようですが、それは違います。
実際、森口尚史氏は”東京医科歯科大学”で、”看護学”を学び
看護師の資格を取得しています。
そして医師免許は持っていません。
当初、米国で医師免許を持っている→医師助手である→看護師であると発言が訂正されていますから、
この方の発言はコロコロ変わります。
森口尚史氏は「自称」、ハーバード大学の客員研究員ですが、
実際に客員研究員であったのは、10年も前の1ヶ月間だけなんです。
森口氏は東京医科歯科大学の大学院を卒業後、
職を転々としています。
現在は東京大学医学部附属病院の形成外科・美容外科で
有期契約の特任研究員(常勤)となっていますが、
特任研究員というのは、特定の研究のために雇われる研究員だそうです。
森口尚史氏の場合は形成・美容外科の助教授が決めたとのことで、
同科の上司たちは「森口氏の存在を知らない」と口を揃えています。
東大病院も実際に特任研究員の数も把握しておらず、
まして森口尚史氏の存在は一切知られていないのが現状です。
ネットでは、韓国人?在日?中国人?などと騒がれていますが、
これは外見がそう見えるというだけの、デマです。
日本人です。
現在は、千葉県市川市の家賃6万円のアパートに一人暮らし。
家の近所のクリーン屋さんや、コンビニの店長さんにも、
「自分はすごい研究成果を出した」と吹聴していたそうですから、
いったいどんな人なんでしょうね・・・。
当初、 「(移植手術に)立ち会いました」と言っていますが、
森口尚史氏は医師免許を持っていないので、手術をすることは不可能です。
立ち会うというのも変な話です。
家に「立会いを」証明できる書類がある・・と主張はしていますが
13日の会見では、
一緒に研究していたチームの仲間が「言うな」と言うので
手術を行った大学も証明書のことも言えませんとのこと。
それにしても、この森口尚史氏、発言は二転三転するし、
会見でも目は泳いでいるは貧乏ゆすりはするわで落ち着きがないし、
「この人いったい何なの?」と言いたくなります。
また会見を開くようですが、私はこの人の発言を信用することはないと思います。