女優の山口智子さん(47)が16年ぶりの連続ドラマに出演ということで話題になっています。

新ドラマ名は「ゴーイング マイ ホーム」。

山口さんは人気フードスタイリスト役で、

仕事がバリバリできるけど、家族とのコミュニケーションがおろそかになりがちな

妻・母親役を演じています。

さっそくドラマを観てみました。

まず最初に思ったのが、出演している役者さんの「演技がうまい」ということです。

山口智子さんも16年のブランクを感じさせないほど、自然な演技だし、

この役柄は山口智子さんにとってはまり役だな、と感じるくらいしっくりきているのです。

それに、脚本内容(テーマ)も「女性の仕事」についてだったり、

「うだつのあがらない亭主とのやり取り」、

「親(自分の親と夫の親)との関係性」などなど、恐らく山口智子さんの設定である43歳位の

女性なら興味を持つであろう話題ばかりなのです。

ちなみに、山口さんが前回(16年前の1996年に)出ていたドラマは、

SMAP・木村拓哉さんと共演して高視聴率を叩き出した

「ロングバケーション」(略して「ロンバケ」)です。

当時は、「(放送時間だった月曜日の夜9時である)月9は街からOLが消える」と言われたほど、

OLさん達を夢中にさせたドラマです。

山口智子さんの起用は、恐らく当時(16年前)OL世代だった人たちを

ドラマに呼び込む(取り込む)ためのものだったと思われます。

夏のドラマはどのテレビ局も不調だったといいますから、

ここで一発フジテレビが高視聴率を狙うかもですね。

新ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」の中を観ていると、

会話のテンポもなかなか良い感じですし、

時折、登場人物たちが発するセリフの意味深さ、

そしてコミカルさもあり、面白いと思います。

役者も山口智子さんの他に、阿部寛さんやタレントのYOUさん、宮崎あおいさんや、

西田敏行さん、吉行和子さんなど、

なかなかの個性派・演技派を揃えています。

初回は2時間スペシャルで内容も盛りだくさんですから、

フジテレビが、いかにこのドラマに対して力を入れているかを感じますね。

今後の視聴率がどんな感じになるか楽しみです。

とりあえず私は引き続き、来週も観ようと思いました。

さて女優さんとしては、

バッチリな再スタートをきった感がある山口智子さんですが、

気になるのが、そのプライベート。

旦那様は俳優の唐沢寿明さんです。

唐沢寿明さんとは1995年に結婚しました。

唐沢さんとの結婚以降、当時「高視聴率の女王」と言われた山口智子さんも、

少しずつ表舞台から姿を消していきました。

結婚してから17年が経ちますが、現在もお二人の間には子供はいません。

ずっと子供が欲しかったらしく、不妊治療は続けていたそうです。

不妊治療で有名な病院があると聞けば、たとえ地理的に遠い病院でも

通ったほどだとのことですから、よほど子供さんを授かりたいという願いもあったのでしょう。

今、「願いも”あった”」と過去形で書いてしまいましが、私個人的な見解からいうと、

しばらく芸能界から姿を消していた山口智子さんが、

最近CMなど単発での仕事が増えてきた上に、

ここへ来て、連続ドラマに出演と聞いて、

不妊治療に対し、一旦”あきらめ”もついたのかな?と感じたのです。

不妊治療は、精神的にも、時間的にも負担がかかるから、

仕事との両立は正直、難しいです。

でも山口智子さんが47歳という年齢になって、少し不妊治療・子供を授かるということに限界を感じ、

仕事(ドラマ)への復帰を決めたのかな?と思います。

個人的には山口智子さんは、好きな女優さんなので、

テレビへの露出が増えることは嬉しい限りですが。

このドラマの視聴率と、今後の展開、

そして山口智子さんが女優として仕事をどれくらい増やしていくのかが、見所です。

ドラマで久しぶりに拝見した山口智子さんですが、実年齢より若い役柄(設定43歳)を

演じていますが、その年齢差を感じさせないほど若々しさと肌の透明感を保っています。

16年間、「家事と料理が中心の生活だった」ことを感じさせない・劣化してない、

山口智子さんの、プロ意識に改めて感心しました。

それに演技力もありますし、

女優さんとして、これからもっと磨きがかかっていくと予感しました。

山口智子さんは1年半前、女優復帰を望む声に対し、

「ドラマ、やりたいですよ。女優としての話、強く求めています」と答えています。

どうやら本格復帰する様子。今後が楽しみです。

 

(追記)放送日翌日の10日に、「ゴーイング マイ ホーム」の

初回平均視聴率が初回は13・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かりました。

なかなかの滑り出しではないかと思います。