治療の手段がない患者さんのいる病院、
つまり「終末医療」の現場でのラブストーリーを描いた映画、
「終(つい)の信託」がまもなく公開します。
この映画は、周防正行監督(55)によって撮られた映画で、
俳優陣には、周防監督の1996年に公開された映画「Shall We ダンス?」にも出演した、
役所公司さん、周防正行監督(55)の妻で、
バレリーナであり、女優の草刈民代さんが再び共演することで話題になっています。
つまり「Shall We ダンス?」の仲間が再び集結するわけです。
この「終の信託」という作品では、草刈民代さんによる濡れ場もあるそうで、
「奥さん(妻の草刈民代さん)のヌードを撮影することに抵抗はなかったですか?」という質問に対して、
周防監督は「(仕事なので)全く抵抗はなかったです。」と答えています。
ちなみに、周防監督と草刈民代さんは、「Shall We ダンス?」で仕事を共にしてから、
すぐに結婚をしています。
そもそも二人が付き合ってから結婚にいたるきっかけや理由とはどんなものだったのか、
興味が湧いたので調べてみました。
周防監督が語ったところによると、
「はじめは僕が仕事の事で彼女(草刈民代さん)に電話をして、彼女からも電話がかかってきて、
また僕からかけて、あちら(草刈民代さん)からもかかってきて、というのを毎日二時間くらい続けているうちに、
『彼女(草刈民代さん)は僕を必要としているのでは?』と思った。」そうです。
そして結婚願望がなかった周防さんの気持ちも変わり、「”気がついたら”結婚していた。」ということです。
一方の草刈さんも「(出会った)初めは男性としての魅力は全く感じなかった。」そうですが、
電話でやり取りしているうちに周防監督に次第に惹かれていったそうです。
でもこんなオチもあります。
「毎日電話してたんで、僕の事が好きなのかな?と思ったんだけど、
結婚してから知ったのは、彼女は誰とでも長電話する人だったんですよ。
だから、ぼくの「カン違い」がきっかけだったんですね。」とのこと。
なんとも微笑ましいエピソードです。
でも結婚して17年目を迎えたお二人ですし、
仕事でも2011年の『ダンシング・チャップリン』や今回の「終の信託」など、
見事なタッグを組んでらっしゃるカップルですから、
きっと私生活でも仲良くやっていらっしゃるのでしょう。
「Shall We ダンス?」はとても面白い映画だったので、
「終の信託」の公開・内容も楽しみです。