田中真紀子文部科学相は2日、

幹部職員約300人を集め、就任のあいさつをしました。

「極めて慎重に、よく心耳(しんじ)を澄ませて、皆様の声を聞きたい」

述べたそうで、かつて官僚と激しく対立した高飛車ぶりは影を潜め、

職員も驚くほどの穏やかなものだったと言います。

いつもの歯に衣着せぬ真紀子節は今回、姿を見せなかったようですね。

真紀子さんは周囲に「今回は役人と、うまくやっていきたい」と話しているそうです。

彼女は第1次小泉内閣の外務大臣を勤めていましたが、当時は官僚と対立が繰り返された過去があります。

そのことに関しては、彼女曰く「当時の外務省職員は運が悪かっただけ」とのことです。

 

そして今回の大臣就任あいさつでは、

いじめやエネルギーの問題、大学改革などの課題に触れ、

「みなさまの専門家としての知識をフル動員しないと何もできません」と職員を持ち上げています。

加えてて「やりがいのある役所にうかがえるのを光栄に思うし、緊張もしています」とも。

 

あの田中真紀子さんにして、この控えめな発言ですから、

今回は官僚にどれだけ気を遣っているのかが、よくわかりますね。

官僚とうまくタッグを組んで、内閣改造に貢献して欲しいものです。