5日に急逝した中村勘三郎さんの密葬が11日、

勘三郎さんの自宅で行われました。

「近親者のみの密葬」と言われていたにも関わらず、

生前の勘三郎さんの最期の姿を見送ろうと

自宅には500人の弔問客がかけつけました。

 

ちなみに、前日の行われた通夜には、700人もの人が訪れ、

中には生前、勘三郎さんと不倫の噂のあった

宮沢りえさんの姿もあったそうです。

密葬では、喪主である、長男の勘九郎さんと七之助さんは、本日も京都南座の舞台出演のため、

参加できませんでしたが、

そんな勘九郎さんの舞台では普段よりも大きな拍手が送られたそうです。

 

勘三郎さんの出棺の際には、勘九郎さん・七之助さん、(勘三郎さんの妻)好江さんの手紙が代読されました。

そして、たくさんの紙吹雪が舞い落ち、「中村屋~!」と歓声が上がる中、勘三郎さんの棺を乗せた車は自宅を出発しました。

【出棺の様子】

 

ちなみに、中村勘三郎さんの自宅は東京都文京区の小日向にあります。

戒名は、「演暢院釋明鏡大居士(えんちょういんしゃくみょうきょうだいこじ)」と付けられました。

この戒名には演劇で活躍した人の意味合いが込められているそうです。

 

本葬・葬儀は、27日正午から築地本願寺本堂で営まれます(東京都中央区築地3の15の1)。

喪主は長男の中村勘九郎(なかむら・かんくろう、本名波野雅行=なみの・まさゆき)さんと、

次男で中村七之助(なかむら・しちのすけ、本名波野隆行=なみの・たかゆき)さんです。

同日午後2時から3時まで一般弔問客の焼香を受け付けるそうです。

 

私ですら、まだ勘三郎さんが亡くなられたことが信じられずにいます。

57歳、まだまだこれからの人だったのに・・・無念でなりません。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

【中村勘三郎さんの遺影】

《関連記事はこちら》