中村勘三郎さん(本名・波野哲明=なみの・のりあき)さんが
5日午前2時33分、急性呼吸窮迫症候群のため、亡くなりました。
57歳でした。
勘三郎さんは東京都文京区の日本医科大学付属病院に入院していましたが、
4日の午前中に容態が急変し、亡くなりました。
勘三郎さんが亡くなった、急性呼吸促迫症候群とは、
さまざまな要因で毛細血管から血しょうが漏れ、肺胞に水分が含まれることで呼吸困難に陥る状態。
勘三郎さんは、急性呼吸促迫症候群を8月下旬頃から発症。
ICUに入ったり、酸素マスクを着けたり、人工肺を取り付けるような状態だったようです。
7月27日に初期の食道がんの手術を受けてから約1か月後の8月下旬から、
勘三郎さんは別の病と闘い続けていたんですね。
勘三郎さんは日ごろからかなりのヘビースモーカーだったから、それが原因だったという噂もあります。
それが招いた病気だったのでしょうか?
一時期は、食事もベッドから起き上がって自分でスプーンやはしを使って食べたり、
会話もできて意識もハッキリしている状態だったそうです。
ただ、直接、酸素を送り込む人工肺を使用し、その管が体につながれているため、
思うように動き回ることはできなかったそう。
最期の方は、流動食だったようです。
勘三郎さんは、2013年4月に開場する東京・銀座の歌舞伎座での舞台復帰をめざし、
回復に向けて治療を懸命に続けていたのですが、残念な結果となってしまいました。
57歳・・・まだまだお若いのに・・・。
中村勘三郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。
【中村勘三郎さん死去のニュース速報動画】