女優である国生さゆりが9月17日(2012年)付けのブログで、「はじめてに近いくらいの最悪の旅番組」の収録が終わったとし、番組収録の不手際を謝罪した。

番組収録で向かった先は、いまだ東日本大震災の爪痕が残る被災地。

国生は心の準備も整わないまま壮絶な光景を突然目の当たりにすることとなったほか、前々から話を聞かせてもらうと決まっていた被災地の人との撮影もキャンセルになったり、撮影中には予定が度々変更されたりした。

「震災にあわれた方たちの今を皆さんに知って頂きたくてお邪魔したのに反対に振り回してしまっているのではないかと考えこんでしまった」という国生は、風化させたくないという思いで協力してくれる被災地の人々の気持ちに「オンブに抱っこを繰り返すことはどうなんだろう?」と収録のやり方に疑問を投げかける記事をブログに綴った。

そして、協力してくれた三陸の人々に感謝の意を伝えた上で「不手際がたくさんあってごめんなさい」と謝罪の言葉でブログを結んだ。

ところがその二日後の19日になって、その謝罪ブログに対し、本人が「配慮に欠ける表現があり、関係者の方々に

ご迷惑をおかけしてしまいました。ここにお詫びして訂正いたします。」と同ブログの中で謝罪し、訂正の記事をアップした。

 

ブログというのは不特定多数の人が読む媒体。

何かひとつ発言や表現をすることも、読者に誤解を与えないよう言葉をしっかり選ばなければならない。

ブログは便利なツールだが、その扱い方も難しいものだと改めて思わされる。