NHKの朝ドラマ「梅ちゃん先生」の29日最終回での

番組平均視聴率が、21.4%だったそうです。

初回から最終回までの期間平均視聴率は20.7%で、

NHKの朝ドラとしては9年ぶりの20%超えとなったそうです。

でも、この番組、視聴率は良くても、

なぜか視聴者からの感想や評価が低いんです。

Yahooテレビの「みんなの感想」を見ると圧倒的に、☆一つが多い。

評価はこんな感じです。

☆☆☆☆☆ → 17パーセント。
☆☆☆☆   →  3パーセント。
☆☆☆     →  3パーセント。
☆☆      →   4パーセント。
☆       → 72パーセント。

それに対して前作の「カーネーション」というドラマは「梅ちゃん先生」よりも、

低い視聴率だったにも関わらず☆5つが多い。

☆☆☆☆☆ → 64パーセント。
☆☆☆☆   →  5パーセント。
☆☆☆     →  5パーセント。
☆☆      →   4パーセント。
☆       → 22パーセント。

視聴率は良いのに評価が悪い、そんな不思議なこともあるんですねぇ。

そんなに嫌なら観なければいいものを、書き込みを読んでみると、毎回欠かさず観ている様子なんです。

おそらく、書き込みをしている人の多くが、前作『カーネーション』のファンだったのではないでしょうか。

「カーネーション』は面白かったのに、このドラマときたら・・・」という思いながらも、

「梅ちゃん先生」を観続けた、という現象が起こったのではないかと推測されます。

 

また、ドラマに詳しいライター、田幸和歌子さんは

「(梅ちゃん先生は)朝ドラヒットの3原則を踏まえているんです」とヒットの要因をこう分析しています。

1.「脚本の密度が濃過ぎず、テンポが適度にゆるい」こと。
朝の忙しい時間のドラマなので、セリフを聞き流しているだけでもわかるくらいの、
簡単な内容だったことが視聴者層の幅を広げた。

2.「朝ドラ的ヒロイン像」で、具体的には
「背は高からず低からず中肉中背で丸顔。キツネ顔ではなく
タヌキ顔。美人過ぎない。演技が上手過ぎない」こと。

完璧でないヒロイン・そして演じる女優自身も、成長していく姿が、娘や孫を見るような気持ちにさせた。

3.「男性受け」
「梅ちゃん先生が、男性視聴者にお嫁さん候補と映る存在であったから。
清潔感と大人しそうな雰囲気があった方が好かれやすい。
清楚で露出しない娘にギャップでエロスを感じ、男心をくすぐった。

(以上)

だそうですよ。

なるほど~、評価が低いのは前作「カーネーション」との比較だけではなかったんですね。

さすが専門家の分析は違います。(感心)

そんな私も、「梅ちゃん先生」を観続けていた一人です。

内容は可もなく不可もなくですが、なんか観ちゃっていたんですよね~。

きっと私も朝ドラヒットの3原則とやらにつられたんでしょうか
(あ、私は女性なので3番目の理由「男性受け」には当てはまりませんけどね。
 でも1と2には当てはまっていたと思います。)

さぁ、次はどんな朝ドラが始まるのでしょうか。

今から楽しみです。