東京都の「石原慎太郎」知事が、辞任することを表明しました。
残り二年半の任期を残しての辞任です。
任期を残しての辞任に一部の議員からは「無責任では?」などという声もあがっているようですが・・・。
石原都知事は、11月上旬にも新党を結成し、その後、国政に戻るつもりだそうです。
新党には、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表や、園田博之幹事長らが参加するようで、
25日夕方には、石原氏と平沼氏らによる、新党立ち上げについて会合が持たれた模様。
石原慎太郎氏は、東京都知事の後継には、現東京都副知事である「猪瀬直樹」氏が適任と述べていますが、
猪瀬直樹氏は、現時点で、「次回の東京都知事選に立候補するつもりはない」、とインタビューで答えました。
【石原慎太郎都知事の辞任記者会見】
石原慎太郎都知事の経歴ですが、
「石原慎太郎」知事は、兵庫県神戸市須磨区出身です。
1968年には、第8回参議院議員通常選挙に自民党から全国区に出馬し当選。
1999年には、東京都知事選挙に出馬し当選。記者会見での「石原裕次郎の兄でございます」と言う挨拶が話題になりました。
2011年には、東京都知事選挙に出馬し当選。現在4期目。
2012年、東京都知事辞任発表。
石原慎太郎氏は東京都知事として14年間務めてきたわけですが、
その実績を振り返って見ましょう。
まず、【マイナス面】から。
●石原都知事の発案で東京都が創設した新銀行東京が運営わずか3年で1000億円近い累積赤字を抱え事実上の破綻に至る。
その後「都の公共事業請負先企業への貸し付け拡大、都の政策との連動を強化などを軸に黒字を目指す」として400億円の公的資金注入。
●2016年オリンピック開催地に立候補して失敗。招致にかけた費用は150億円。
●築地市場の豊洲移転計画(3.11震災による、液状化した豊洲です・・・。)いまだ実現されぬまま・・・。
【プラス面】
●三環状線の整備
●横田基地空域一部返還
●羽田空港国際化
●銀行税の導入
●カラス退治
●青少年育成条例による子供の保護
●福祉医療改革
●東京都職員の給与カット、人員削減、財政再建により一兆円の貯金をつくる
●三宅島噴火、東北大震災の際の迅速な対応
●新銀行東京による零細企業の救済
●都心再開発に伴う人口の都心回帰
●学区制の撤廃
●朝鮮総連への課税
●東京マラソン実現
●排ガス規制
●緑地面積の拡大
●建物の耐震化促進
●尖閣購入寄付金口座開設(それにより14億円の寄付金を集める。それが引き金となり、国が尖閣諸島を購入。 )
などなど、マイナス面が目立つ印象にあった石原都知事も、調べてみると、東京都にはいろいろ貢献してくださっていたのですね。
ちなみにご家族は、
弟さんは故・石原裕次郎(俳優)さん。
妻は石原典子さん
息子さんは4人いらして、
長男 石原伸晃さん(自由民主党幹事長)
次男 石原良純さん(俳優・タレント)
三男 石原宏高さん(前衆議院議員)
四男 石原延啓さん(画家)
です。
御年80歳ですが、先日受けた健康診断では「問題なし」と診断されたとのこと。
お身体が問題なしと診断された事で、
改めて国政に復帰しようという決意を、後押しされたのではないでしょうか。
今後の石原慎太郎氏に注目です。