東京都の「石原慎太郎」知事が、辞任することを表明しました。

残り二年半の任期を残しての辞任です。

任期を残しての辞任に一部の議員からは「無責任では?」などという声もあがっているようですが・・・。

 

石原都知事は、11月上旬にも新党を結成し、その後、国政に戻るつもりだそうです。

新党には、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表や、園田博之幹事長らが参加するようで、

25日夕方には、石原氏と平沼氏らによる、新党立ち上げについて会合が持たれた模様。

 

石原慎太郎氏は、東京都知事の後継には、現東京都副知事である「猪瀬直樹」氏が適任と述べていますが、

猪瀬直樹氏は、現時点で、「次回の東京都知事選に立候補するつもりはない」、とインタビューで答えました。

【石原慎太郎都知事の辞任記者会見】

石原慎太郎都知事の経歴ですが、

「石原慎太郎」知事は、兵庫県神戸市須磨区出身です。

生年月日は、1932年9月30日で現在80歳。
血液型は、AB型です。
出身校は、湘南高等学校、一橋大学法学部卒業しています。
趣味はサッカー、ヨット、テニス、スキューバダイビング、射撃などです。

1968年には、第8回参議院議員通常選挙に自民党から全国区に出馬し当選。

1975年には、東京都知事選挙に自民党推薦で出馬していますが惜しくも落選。
1987年には、竹下内閣で運輸大臣に就任。
1995年には、国会議員在職25年表彰の国会演説で、突然の議員辞職を表明。

1999年には、東京都知事選挙に出馬し当選。記者会見での「石原裕次郎の兄でございます」と言う挨拶が話題になりました。

2011年には、東京都知事選挙に出馬し当選。現在4期目。

2012年、東京都知事辞任発表。

石原慎太郎氏は東京都知事として14年間務めてきたわけですが、

その実績を振り返って見ましょう。

まず、【マイナス面】から。

●石原都知事の発案で東京都が創設した新銀行東京が運営わずか3年で1000億円近い累積赤字を抱え事実上の破綻に至る。

その後「都の公共事業請負先企業への貸し付け拡大、都の政策との連動を強化などを軸に黒字を目指す」として400億円の公的資金注入。

●2016年オリンピック開催地に立候補して失敗。招致にかけた費用は150億円。

●築地市場の豊洲移転計画(3.11震災による、液状化した豊洲です・・・。)いまだ実現されぬまま・・・。

【プラス面】

●三環状線の整備

●横田基地空域一部返還

●羽田空港国際化

●銀行税の導入

●カラス退治

●青少年育成条例による子供の保護

●福祉医療改革

●東京都職員の給与カット、人員削減、財政再建により一兆円の貯金をつくる

●三宅島噴火、東北大震災の際の迅速な対応

●新銀行東京による零細企業の救済

●都心再開発に伴う人口の都心回帰

●学区制の撤廃

●朝鮮総連への課税

●東京マラソン実現

●排ガス規制

●緑地面積の拡大

●建物の耐震化促進

●尖閣購入寄付金口座開設(それにより14億円の寄付金を集める。それが引き金となり、国が尖閣諸島を購入。 )

などなど、マイナス面が目立つ印象にあった石原都知事も、調べてみると、東京都にはいろいろ貢献してくださっていたのですね。

ちなみにご家族は、

弟さんは故・石原裕次郎(俳優)さん。

妻は石原典子さん

息子さんは4人いらして、

長男 石原伸晃さん(自由民主党幹事長)
次男 石原良純さん(俳優・タレント)
三男 石原宏高さん(前衆議院議員)
四男 石原延啓さん(画家)

です。

御年80歳ですが、先日受けた健康診断では「問題なし」と診断されたとのこと。

お身体が問題なしと診断された事で、

改めて国政に復帰しようという決意を、後押しされたのではないでしょうか。

今後の石原慎太郎氏に注目です。